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HOME > *まずは、服を着ないことには始まらない* 小野原教子*fashion repo from London or somewhere* noriko.o

拙著「闘う衣服」が平成24年度名古屋大学前期日程の入試問題(国語)に採用されたらしく、色々なご連絡をいただきました。研究の単著を出したこともはじめてなので、緊張や興奮をおぼえますが、版元の方と相談しながら対応しています。使用された分量はかなり多く、序論冒頭部分4000字程。新聞によっては問題が全文掲載されていて、受験生の将来に関わらないこともなく、問いを興味深く確認しました。わたしが気に入っている表現「人は自分の時間を着ている」が自由に議論できる設問の中にあり、うれしく、採用くださった方、有難うございました。

My friend in Nagoya sent me the data of newspaper... Owly Images

二年前に一度ロンドンでわたしの詩とコラボさせてもらった友人のフランシスがアレクサンダーマックィーンに捧げるフラワーアレンジメント作品に参加しています 他4人の作家の作品もyoutubeで見ることができます


日本に空前のジン・ブームが来ているらしい
ジンというととっつきにくいかもしれないが
ミニコミ 小冊子 リトルプレス などという言葉ならイメージがつきやすいかもしれない

類いまれなるバランス感覚で研ぎ澄まされた知性も軽やかに纏う美学者吉岡洋編集の「有毒女子通信」(京都Voice Gallery発行)のファンだ

はじめて手にしたとき個性的な版型と紙の色や質感が気に入る
そしてトキシック・ガール(有毒女子)という言葉
フランス装のように上部をカットしないと中が全部読めないが もったいないのでページを開いて覗くようにして読んでいる

最新号vol.6 の特集は「女の平和」ー

...それにしてもアマゾネス(単数系はアマゾーン)なんて、ほんとうにいたんだろうか?女だけの狩猟部族で、弓を引くために片方の乳房を切り落としていたとか、子供は他部族の男と交わって産み、男児は捨てて女児だけ育てたと、とか。これは当時の男たちが「こんな颯爽とした女がいたら萌えるよなー」と空想していたというのも、多分にあるのではないだろうか、と思う。...

読みたい方はまずtwitter[toxic_girls]をフォローすると良さそうだ

Owly Images


闘うための服 闘ってください...いい言葉だ 心身ともに疲れているわたしは果たして何を着よう?


ありがとう 生きていて ギターを弾いていてくれて あたらしいいのちが生まれた

楽しそうな本をご恵送頂きましたー『ファッションは語りはじめた』 (西谷真理子編 フィルムアート社)
お名前や顔などをよく知る人々を含め 実にたくさんの方々がこの本に携わっていて そのお喋りしている感じが楽しそうに伝わってくるのもしれません 持ったときの質感も良いなあ 感謝致します

いまわたしが自分のファッション研究において活路を開く鍵になるのではないかと考え続けていることにとても近い言葉を本書で見つけました 理路整然とわかりやすく言われていて有り難い...

「自然とは、合法則的に説明できるようなものなのか、それとも目的のない剰余としての装飾が自然のなかにあるのか。服飾文化っていうのは、人間的な剰余として語られることが多いんだけれども、もっとスケールを大きくして考えたときに、自然における装飾性、あるいは装飾としての自然、自然こそが第一の装飾であるっていう発想ができないかな、と...」(p.43 千葉雅也さん談)

まだ全部読んでないのですが楽しみに続きを読みます 安城寿子さんの着物のモダニズムを扱った論考などとても興味があります 本の紹介は下記版元のサイトから:

http://www.filmart.co.jp/cat138/post_152.php

この週末わたしは東に居たはずだったのですが...もろもろありまして西におります

行く予定にしていた東京でのギャラリー展示を二つ紹介 まだ間に合う!!

****
ー11月6日(日)まで  山下陽子展「香水夜話」

恵比寿の素敵なギャラリー/古書店/ブロカントの Libraire 6 シス書店さんで開催されていた版画家山下陽子さんの個展 香水瓶とピアノをモチーフにした作品群 行きたかった!

http://librairie6.exblog.jp/14508428/

****
11月7日(月)→19日(土) 戸田勝久展「Imaginary Books」

スパンアートギャラリーは銀座にあって独特の雰囲気を放つ個性的な作家達の城...画家戸田勝久さんの本をモチーフにした幻想的な世界の頁が開かれていきます 行きたかった!

http://www.span-art.co.jp/exibition/201111toda/index.html


会いたかった人たち とても会いたかったです!!

奈良国立博物館では正倉院展が行われている 今年で63回目だというこの宝物展に出掛けてきた わたしの一番の目的は聖武天皇の袈裟を見ること 漆作家さんとご一緒させてもらい色々教えてもらう

前夜予習と称して日頃格闘している曹洞宗の仏法書『正法眼蔵』のなかの袈裟功徳を読む 興奮してきて結局当日ほとんど眠らず阪神なんば線で神戸から奈良へ

元々袈裟は「濁った色」という意味のサンスクリット語から来ている言葉で 文字通り端切れや古い布を繋ぎ合わせて作る僧侶が着用する粗末な服である

展示された聖武天皇のお袈裟は七条(七枚を繋ぎ合わせた)の織成という特別な技法によって綴れ織の文様が描かれていて豪華である

お袈裟を入れる漆の箱がなんとも美しい この光沢のある濃い紺のようなあるいは深い赤のような美しい黒は1400年以上経った今でもまったく遜色がない

また袈裟そのものを包むための風呂敷にあたるような布も豪華だ 薄く艶やかで平たい藍染めの絹に綾織りで図柄を描いた袷 その一つ一つの文様にそれぞれ表情がありたまらない

袈裟功徳の巻を読んでいてわたしがもっとも感動したのは その頃衣服を簡単に洗うことができないため袈裟を桶に入れて香を薫(た)いて浄めたという記述だった

奈良にとっては毎年の行事でありこの時期観光客でごった返す 袈裟の他にも伎楽面や刀子(鞘や柄も)また古文書もあり 今回は蘭奢待(らんじゃたい)と呼ばれる「東大寺」の三文字を隠した雅名をもつ香木も見物のようだ

11月14日まで開催されている http://www.narahaku.go.jp/exhibition/special.html

3月に開催予定だった「越境するカワイイ!可愛い!Kawaii! ーファッションとマンガ」と題した公開シンポジウムが震災で中止になって半年 この度 11月27日(日)に延期開催の運びとなりました

外国人登壇者が新しく二人増え 場所は京都国際マンガミュージアムに変更になっています

欧米の研究者や批評家が先導する形で拡大してきたファッションやマンガなどの日本のポップカルチャーのなかの'kawaii' ー今回は 東欧や東/東南アジアの視点も取り入れて切り込んでいく実験的場にしたいと考えています

詳しいことは下記フライヤーをダウンロードしてみてください
(その他内容などのお問い合わせは このシンポの企画とコーディネートを担当したわたし(小野原)までご連絡ください)

KawaiiFlyer.pdf

買わないけど読んでいる雑誌ってみなさんありますよね

わたしはなじみのそばめし屋でそばめしが焼きあがるまでに読むのが「週刊現代」と「週刊ポスト」
30代から50代向けの男性週刊誌ですが たとえばヌードグラビアでは裸の流行などを勉強しています

風俗史家の井上章一さんがポストの最新号で拙著の書評をしてくださっていました

「ファッションおたくとしての熱気がしばしばあふれるのは、若書きのせいか。もうすこし、すっとぼけて話をすすめていれば、バルトのテイストに近づけたかもしれない。だが、しゃちこばった日本のバルト受容とは、一味も二味も違う。異色の「記号学的実践」に、私は拍手を送りたい...」

いままで取り上げてくださった情報媒体の方々のすべての文章は貴重で感激的でしたが 「男の妄想を叶える」広告やマンガ とともに 大好きな女優高峰秀子を讃える記事や 装釘家名もきちんと記載されている わたしのそばめしの友での書評掲載がわたしはうれしかった

大阪の中心地梅田に地区再開発の目玉ともいえる伊勢丹三越百貨店がオープンした 関西にはすでに京都に伊勢丹があったけれど 訪れてみるとこれまで関西にあったデパートのイメージをまったく覆す店舗作りだ 徒歩圏内に阪神百貨店 大丸百貨店 阪急百貨店と 老舗で安定した人気のあるデパートが並んでいる

わたしは関西初のTheater Productsと日本発のオンリーショップとなるEley Kishimotoの二つが特に楽しみだった Theatre Productsは雑誌や本などで見ているよりも思ったよりシックな印象 服というアイテムで紹介されるのを見るよりも ディスプレイや空間のなかで衣装をトータルで見ると違って来る

Eley Kishimotoはロンドンをベースに展開するイギリス人と日本人の二人が1992年に立ち上げたデザインユニット イギリスで見たことはあるけれど ショップとして日本で展開する場合どうなるのか興味津々 大阪が日本で初出店というのはなんとなくうなずける わたしの考えからすれば あまりモードや流行にとらわれず テキスタイルに重点を置いた ファッションというよりスタイルを提案するようなデザイナーだと思っているから 現にインテリアや雑貨などのユニークなデザインでも知られている

そんなことを思っていた八月が終わり 先日ロンドンに住む古い友人からうれしいお知らせが来る Birdcageという名前でチームとして創作活動をスタートさせたことは聞いていたが その最初の仕事がEley Kishimotoの来年秋冬コレクションのための映像を担当するということ これは彼らの新作コレクションとコラボする形で 先週末試写イヴェントが行われた Facebookでそのパーティの誘いが来たが I wish I could attend it! 行きたかった...その映像はこちらでも見られるので紹介します

ちなみに 友人のプロジェクトチーム名 Birdcage は 実はフラットのバルコニーから見えるパブの名前から拝借している 前回家に行ったときに気付いた もしかしてここから? と聞くと へへと笑う美しい我が友

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