新進気鋭の注目されているファッションデザイナーであるレオナード・ウォン【LEONARD WONG】が、東京・渋谷のクラブ「contact」で3月29日にファッションショーを行った。立ち見席もいっぱいで、日本人だけでなく、欧米人の観客が多いショーであった。アヴァンギャルドで構築的なデザインが特徴のグローバルなデザイナーブランドである。

レオナード・ウォン【LEONARD WONG】

デザイナーであるレオナード・ウォンはTokyo新人デザイナーファッション大賞グランプリ、文化服装学院ファッションコンテストウィメンズ部門賞受賞、レディガガの衣装を手掛けるなど才能豊かな上海生まれの若者である。『デザイナーの世界観を追求し続けるエクスペリメンタルラインとコレクションライン(既製服)の2つを展開している』と「Amazon Fashion Week TOKYO」のページに記されていた。

レオナード・ウォン【LEONARD WONG】

また、『アイテムは、優雅さと強さのバランスをとりながらも、美しくミニマルなデザイン。例えば、強さを表現するような幾何学的なカッティングで、女性の身体のラインに沿うような優雅さをデザインするなど、シルエット、ディテール、素材感などからデザイナーの姿勢を読み取ることができる』ともある。

Aya Sato(アヤ・サトウ)

Aya Sato(アヤ・サトウ)

Aya Sato(アヤ・サトウ)

Aya Sato(アヤ・サトウ)

今回のショーでは、AyaBambi(アヤバンビ)のダンサーのAya Sato(アヤ・サトウ)さんのエネルギッシュで大胆なパフォーマンスに圧倒された。「誰、あの人、だれ?」と客席から声が漏れるほど強烈な印象を与えてくれた。類は類を呼ぶというが、前衛劇でも見ているような錯覚をしてしまった。

鋭利な刃物でカットしたようなデザインが特徴のレオナード・ウォンの作品だが、今シーズンは、人間の性(さが)を露出したようなメイクだった。スモークがたかれたランウェイに、突然現れたのは、Aya Sato(アヤ・サトウ)の強烈なパフォーマンスだった。厚底のブーティにブラックレギンス、ポケットが飛び出したジップアップのコートで登場した。

レオナード・ウォン【LEONARD WONG】

レオナード・ウォン【LEONARD WONG】

レオナード・ウォン【LEONARD WONG】

レオナード・ウォン【LEONARD WONG】

直線的なカッティングのジャケットやスタンド衿のコート、素肌に着たチェスターコートはセクシーだ。ワインレットのベルベット衿とベルトが気になってしまうブラックコート。タックをデザインしたレザージャケットは、シャープでスリム感がある。赤と黒のマーブル模様の穴あきスリムパンツとレーサーレザージャケットはワイルドで魅力的だった。

キャメルカラーのコートには、フロントと衿に黒のレザーが使われている。ロシアの民族衣装を感じさせる。私だけだろうが、全体を通して、冷徹なロシアのストイックな女性のイメージがした。そこには、研ぎ澄まされた芸術的な美学がある。戦慄が走るのような緊張感が美しく感じてしまう。言葉では表現できない、何かエロチズムのような独特な感情をいだいてしまった。(井上和美)

http://leonardwong.jp/



AyaBambi (アヤバンビ)
振り付け師兼ダンサーのAya Sato(アヤ・サトウ)とそのダンスパートナーのBambi(バンビ)の女性2人からなる日本のダンスユニット。
高いダンススキルとエッジーなルックスからなる独特の世界観は国内外の注目を浴び、各国でワークショップを行うなど多くの人を魅了している。またダンスシーンからだけでなくアート、音楽、ファッションシーンからも注目されており、個性的なルックスとファッションセンスを生かしてミュージック・ビデオ、テレビCM、広告、雑誌、ファッションショーなどに登場し、その活動範囲は多岐に渡る。
LEONARD WONG レオナード・ウォン
1986年、上海出身のLeonard Wongは2013年に文化服装学院を優秀な成績で卒業。
2012年のTokyo新人デザイナーファッション大賞でグランプリ・エールフランス賞・文部科学大臣賞を獲得後、間もなくして東京・日本橋でブランドを立ち上げる。
2014年に法人化し、LEONARD WONG株式会社を設立。レーベル ‘LEONARD WONG’ は絶え間なく、強さと優雅さのバランスをとるデザインをするように努めている。「私は、自分自身の心を話す強い女性を常に尊敬しています。彼女らの優雅さや強さ、思いやりは私がデザインをする時に考えるものです」

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