滋賀県に『ピエリ守山』というショッピングモールがある。昨晩12月17日に、夕方のテレビで奇蹟の復活を遂げ、「H&M」「ZARA」「OLD NAVY」など外資系ショップを導入してリニューアルオープンしたと報じた。2014年2月28日に全面リニューアルのため休館するときは、営業しているのはたった3店舗ほどだったという。


 シンガポールに本社を置くアジア有数の不動産会社などが加わったことで、復活したと言われているが、根本的には多くの消費者からの後押しがあったのが再生への道筋を立てられた要因だそうだ。民意が動かしたと言っても過言ではない。

 また、巨大化する大手ショッピングセンター(SC)への消費者の嫌悪感もある。廃墟と化した原因に近隣に大手企業のSCが乱立したことも要因だ。弱いモノいじめに抵抗するかのように、地元や中小のSCを守りたいという気持ちが働くのは、当然だ。そうしなければ、大手が倒産したら日本の商業は、連結倒産で壊滅的になる。

 東洋経済は、「大型化すればするほど、SCのテナントが同質化していく傾向にあるのが課題だ」と警告を鳴らす。大型化する意味が見えない。ダウンサイジングも選択肢があるが、売上が悪ければ、撤退すればいい。つぶれても政府が助けてくれる。それが本音だ。中小や零細企業が生き残れない仕組みがある。

 そんな中、どうあれ『ピエリ守山』が廃墟から這い上がった。長蛇の列ができるほど、入場者があった。希望が見えてきたというのが、多くの庶民の本音かもしれない。巨人の進撃を止めれたというイメージのようだ。なによりも、弱者が強者に立ち向かい、勝ち上がるストーリーが見えてきた。それが、世の中を明るくする。そんな復活劇だった。(井上和美)

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