演劇をみているような東京大学ファッション・サークルfabのユニークなショウ

そもそも、東京大学にファッション・サークルがあるというのが不思議に思う方がいるかもしれないが、まじめに、まともに服について考え、服を作り、服を舞台で表現している。第11回となる東京大学服飾団体fabのショウは、美術用語であるnon finito(ノン・フィニート=未完)をキーワードに掲げたファッションショウだった。完成とは別の状態へと近づく服をメディアとし呈示することで、ファッションのみならず、何かをつくることにおいて、非常に曖昧である「完成」とは何かという問いを改めて欲することを試みを行った演劇を見ているようなショウだった。