福島県は伝統的工芸品・地場産品とクリエーターとのコラボレーション商品を発表。福島県の伝統工芸産業や地場産業が抱えている「消費者のライフスタイルや価値観の変化による需要減少」「人材・後継者不足」という課題解決のために、世界的デザイナー・コシノジュンコ氏を始めとしたクリエイターと地場産業品のコラボレーションを実施。

福島CRAFTSandPEOPLE,コシノジュンコ

本コラボレーションは、アッシュ・ペー・フランス株式会社取締役 兼 rooms(*1)エグゼグティブプロデューサー 佐藤美加氏のプロデュースの元、コシノジュンコ氏のほか、ファッションデザイナー スズキタカユキ氏、クリエイターのナタリー・レテ氏、日本画家の舛田玲香氏、アクセサリー作家のKINARIYA氏など、才能ある多様なジャンルの方々に参加いただきました。

作り手の高い技術や伝統と、世界で認められたクリエイティビティの融合が実現した、このコラボレーションを皮切りに、福島の新たな挑戦がはじまります。
※商品の発売は2017年春頃を予定しています。

JUNKO KOSHINO

福島CRAFTSandPEOPLE,コシノジュンコ

■事業者一覧

会津桐タンス株式会社、大森漆器工房、木の店ステラ、漆器工房 鈴武、白河産業、親正産業株式会社 世界のガラス館、関美工堂、草春窯・工房 爽、高柴デコ屋敷観光協会、有限会社井上窯、有限会社山形屋本店

■商品
キッチンウェア、テーブルセットなど

■コシノジュンコ氏 コメント
対極の美と福島の技
福島の伝統工芸の技術を、現在から未来への継承・革新と発展を導く架け橋として、「食」をテーマに、福島ならではの熟練、卓越した「技」を存分に活かしながら、現代の多様化するライフスタイルに融合するデザインを考えました。

福島の伝統産業も東日本大震災で多くの被害を受け、後継者問題などに直面しています。デザインを通し、新しい空間の創造を協力する事が福島地場産業の復興と発展に向けコシノジュンコとして寄与出来る事だと思います。

漆、磁器、陶器、硝子、桐、木綿、ロウソク、木、紙を、コシノジュンコの基幹コンセプトである「対極の美」(自然が創り出した丸、人間が創り出した合理の四角などの対比と共存の美しさ)によって、「食」の日常/非日常の空間、コシノジュンコ流おもてなしのデザイン空間を演出し、数百年に渡り続く福島の伝統技術に新らたなデザイン表現をしています。

【コシノジュンコ 略歴】

装苑賞を最年少の19歳で受賞。1978年〜2000年までパリコレクションに参加。北京、ニューヨーク、ベトナム、キューバ、ポーランド、ミャンマーなど、世界各地にてファッションショーを開催。オペラからブロードウェイ・ミュージカル、スポーツユニフォーム、インテリアデザインまで幅広く活動。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 文化・教育委員。

齋藤産業有限会社 × suzuki takayuki

■事業者 齋藤産業有限会社
■商 品 ストール
■スズキ氏コメント

斎藤産業は大変歴史のある機屋でありながら、常に危機感を持ち、新しいことにチャレンジされている姿勢に、大変感銘を受けました。新しいもの、ご自分たちの理解の外にあるものに対して、興味を持ち、受け入れて実行していこうとされる其の精神に、齋藤産業、絹織物産業の未来に非常に可能性を感じました。

すでに素晴らしいものを齋藤産業では製作していたので、その特徴を活かしながらどのようなターゲットの方にどういう価値観でお届けするかということを考えました。たくさんの素晴らしいポイントを整理して、明確にし、わかりやすくお伝えすることが大切だと感じています。

Suzuki takayuki(スズキ タカユキ)
Suzuki takayuki(スズキ タカユキ)

2002年にブランド設立。東京コレクション参加。昨年よりジャカルタファッションウィークに参加し、現地企業2社との企画を開始。また、企業とのコラボレーションや、ゆず、絢香などアーティストへの衣装提供なども精力的に行う。2016年情熱大陸出演。

白河だるま総本舗 ×Nathalie Lété

■事業者 白河だるま総本舗
■商 品 だるま

■ナタリー氏コメント≫

このコラボレーションが福島の産業復興に繋がり、且つ、自分の世界観が伝統工芸の世界とミックスされるということに大きな喜びを感じています。私は小さいころから願い事をするのが大好きで、庶民的であったり、フォークロリック(民族的)な伝統文化のファンでもあります。

今回デザインした、だるまの卵型のフォームに、フクロウとハリネズミはぴったりだと思いました。だるまの伝統的な表情も保ちながら、そこに自分なりの世界観とフェミニンなタッチを加えたいと考えました。そこで、私の世界観を彷彿とする花を描き、同時にカラーとグラフィックに関してはシンプルにして、福島の職人さんが自然なやり方で再現できるように、彼らにとってこのコラボレーションが拘束ではなく『喜び』であって欲しいと思いました。

ナタリー・レテだるまがみなさんを魅了し、皆さんの願い事がかなってだるまの目が二つ埋まることを願っています!!!

Nathalie Lété (ナタリー・レテ)

Nathalie Lété (ナタリー・レテ)
photo:Delphine Chanet

フランス・パリ生まれ。ユーモラスでハッピー、そしてどことなくシニカルな雰囲気を持ち合わせ、その作風は世界中で愛されている。インテリア、子供服、文具、お菓子などその活躍の幅は多岐にわたる。2015年 仏リールの美術館「ラ・ピシーヌ」にて回顧展を行い話題となる。世界中からのオファーが絶えない超人気アーティスト。

本家長門屋×舛田 玲香

■事業者 本家長門屋
■商 品 羊羹

舛田氏コメント>>

長門屋さんは伝統的な和菓子を作り続けながら、柔軟な発想によって新しい和菓子の楽しみ方も提案されています。ものづくりに対して真剣で、とても楽しんでいらっしゃると感じました。笑顔が素敵な作り手が生み出すお菓子は、食べた人も笑顔にしてくれる美味しさがあります。伝統を守りつつ進化していく姿勢に私も刺激を受けています。

今回、パッケージの絵を担当させていただく上で、箱のどの面から見ても魅力のある図柄にすることを意識しました。 また、可愛いお菓子のモチーフから着想を得て自分なりのストーリーを作り、絵本の1ページのような幻想的な世界を表現しました。ふと目に飛び込んできた時に、思わず笑顔になって手に取っていただけたら幸いです!

舛田 玲香(マスダ レイカ)
舛田 玲香(マスダ レイカ)

日本画家。1989年、福島県生まれ。多摩美術大学にて日本画を専攻。幼い頃から海の向こうの世界に憧れ、民族文化や美しい自然を取材するため積極的に海外を訪れるようになる。『笑顔になれる作品であること』を軸に、旅の経験、空想、音楽、ファッションなどからひらめきを得て、独創的な世界を色鮮やかに表現している。

白河産業×KINARIYA

■事業者 白河産業
■商 品 衣料小物

KINARIYA氏コメント>>

白河産業さまは歴史と伝統のある会津木綿にとても強い熱意と愛着を持つ方だと感じました。その熱意に突き動かされ、私たちKINARIYAがテーマとする「Natural×Mode」の感覚がお役に立てるならと思い、今回のお仕事をお引き受け致しました。

会津木綿の魅力は伝統を感じさせる和柄とカラーバリエーションの豊富さであり、柄の組み合わせ方や異素材との組み合わせ次第でモダンな表現ができる生地です。今回は風呂敷バッグというシンプルな形にする事で、多くの方にその魅力を分かりやすく伝える事を大事にしました。

KINARIYA(キナリヤ)
KINARIYA(キナリヤ)

‘Natural×Mode’をコンセプトにシーチングという生成り色の生地を使用したアクセサリーやファッション雑貨をデザイン。(株)コムデギャルソン勤務を経た須田淳一郎と、文化服装学院卒業後、アパレル会社勤務を経た須田理砂によって、2014年スタート。

■(1*) roomsについて

ファッションとデザインを軸に、合同展示会を中心とした複合的なビジネスを展開する「rooms」。2000年に誕生したrooms合同展示会は、独自の世界観を持つクリエイターを集積した発信の場所として、バイヤーやジャーナリストに出逢いやビジネスの場を創出してきました。現在は、年2回開催、創造性と独自性を基準にしたオーディションによりスクリーニングされた500以上のブランドが出展し、来場者2万人の世界でも有数の展示会となりました。活動領域は展示会の枠を超え、イベントプロデュース、小売、地域産業の活性化など、様々な分野に広がっています。2012年からは、“これから続く100年のために”をコンセプトにした「Made in.(メードインドット)」という独自の概念に基づいた、日本のものづくりを発信するプロジェクト「rooms地場産」に取り組んでいます。
rooms オフィシャルサイト

【佐藤美加 略歴】

福島県出身。1984年に原宿で創業し、現在、世界中のクリエイターが作る衣類、装飾品、雑貨などの販売、卸、合同展示会の企画、運営、出版、PR、海外展開などを行う、アッシュ・ペー・フランス。その創成期に入社し、1990年セレクトショップの先駆けとなる 「BoutiqueDominique Rondot(ブティック ドミニク ロンド)」をオープン。店頭に立ち、数多くの顧客を有する販売員として一躍有名に。2000年、合同展示会「rooms」をスタート。「装苑賞内 rooms賞」や「新人デザイナーファッション大賞」等ファッションコンテストでの審査員、様々なセミナー、シンポジウムにて講師も務める。2011年5月からアッシュ・ペー・フランス株式会社の取締役に就任。

福島 CRAFTS and PEOPLE

福島 CRAFTS and PEOPLE

福島 CRAFTS and PEOPLE

■福島県について

福島県は、東北地方の一番南、東京からはおおむね200km圏内に位置し、全国で3番目の県土を誇ります。南から北へつらなる阿武隈高地と奥羽山脈によって、中通り・会津・浜通りの3つの地方に分けられ、それぞれの地域で個性豊かな地場産業が育まれました。県が指定する伝統的工芸品は40にもなり、最近では、伝統の技を継承しつつ、新たなデザインや技法を取り入れた商品も生まれています。

http://fukushima-cp.com/



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